スナドリネコの赤ちゃん誕生 オス2匹、鳥羽水族館が繁殖成功 三重

【初の繁殖事例となった2匹のスナドリネコの赤ちゃん(鳥羽水族館提供)】

【鳥羽】三重県の鳥羽水族館は4日、スナドリネコの「パール」(8歳)に2匹のオスの赤ちゃんが生まれたと発表した。パールの出産は3回目だがいずれも生後間もなく死亡しており、同館では初の成功事例。同種の繁殖は全国的にも珍しく、水族館での事例は初という。

同館によると、出産した3匹のうち1匹は生後間もなく死亡。残る2匹は共にオスで、第1子が体長約20センチ、体重約186グラム、第3子は体長約20センチ、体重約162グラムで、現在は24時間体制で人工哺育と観察が続けられている。

交尾を確認後、妊娠を想定して2月10日ごろから産室に移して経過を見守っていたところ、同26日午後5時5分ごろ、飼育員が出産を確認した。

パールは令和2年5月に初産を経験し、翌年3月にも2匹の赤ちゃんを出産したがいずれも死産となっていた。国内では同種は3カ所だけで飼育されており、これまでの繁殖事例は平成21年の天王寺動物園(大阪市)だけという。

飼育担当者は「待望の赤ちゃんが無事誕生して大変安心している。2匹が元気に育つよう見守っていきたい」と話している。

一般公開の時期は未定だが、早ければ3月下旬の公開を検討するとしている。