6歳暴行死、一部否認 津地裁初公判で被告の男 三重

知人から預かり、同居していた男児=当時(6つ)=を暴行し死なせたとして、傷害致死や暴行などの罪に問われたメキシコ国籍で三重県鈴鹿市、派遣社員ワタナベ・ゲバラ・アレハンドロ被告(43)の裁判員裁判の初公判が3日、津地裁(柴田誠裁判長)であった。ワタナベ被告は「後頭部は床にぶつけていない」として起訴内容を一部否認した。

起訴状などによると、令和元年10月12日ごろ、当時住んでいた亀山市内のアパートで、チアゴ・ファン・パブロ・ハシモト君の顔を複数回、平手でたたいて後頭部を床に打ち付けさせるなどの暴行を加え、外傷性脳障害で死亡させたとされる。

検察側は冒頭陳述で「警察や検察の取り調べで誘導的な質問をしていないのに、被告は、チアゴ君の頭が床に当たったと話していた」と指摘した。

弁護側は「被告がチアゴ君の頬をたたいた時、チアゴ君の腕をつかんだままだったため頭を床にぶつけてはいない」と述べ、傷害致死罪は成立しないと主張した。