今月閉廊のVOLVOXで最後の企画展 運営作家ら作品並ぶ

【企画展「春いちばん」の会場=津市栄町の「VOLVOX」で】

【津】今月末で閉廊する三重県津市栄町のギャラリー「VOLVOX」は3日、同所で企画展「春いちばん」を開いた。同所の運営会員として交流を深めた作家9人の作品計約170点を展示販売している。8日まで。同ギャラリーは地域に開かれたコミュニケーションの場を作ろうと津市の木工作家、油田陽一朗さん(62)らが呼び掛け、賛同する29人が運営会員となり平成25年、四天王会館内にオープンした。老朽化による同会館の閉館に伴い同ギャラリーも閉廊するため、有志が新作に取り組み最後の企画展を開いた。

陶器の花入れ、伊勢和紙にプリントした津の海の写真、家具、色とりどりのラフィアを編んだかばんが並び、壊れたウクレレとジャムの瓶を組み合わせた人形もある。また同ギャラリーの立ち上げメンバーで平成28年に亡くなった大浦順子さんの絵画7点を展示している。

油田さんは「思いが伝わり、たくさんの方が集う場になり満足している。(惜しむ声はあるが)将来に向け歩み続ける、ここは一つのプロセス」とし、「この空間にささげる今回のための新作。遊び心を持った新たな挑戦を見てほしい」と来場を呼び掛けた。