度会町、一般会計40億3522万円 新年度当初予算案、1・9%増 三重

【度会郡】三重県の度会町は2日、令和4年度当初予算案を発表した。一般会計は対前年度比1・9%増の40億3522万円で過去3番目となる予算規模。中村忠彦町長は「人と自然で創り出す未来輝く明日への予算」と特徴付けた。8日開会の町議会3月定例会に提案する。

第7次総合計画への重点施策として、未来へつなごう子育てプロジェクト▽めざせ・生涯活躍プロジェクト▽強靱(きょうじん)なわが町プロジェクト▽わたらいふ魅力発信プロジェクト▽スマート行政推進プロジェクト―の5つを掲げ、新型コロナウイルス対策や脱炭素社会実現に向けて予算配分した。

歳入では、生産年齢人口の減少やコロナ禍の影響を見込み町税が3.0%減の8億3453万円。地方交付税は13・5%増の17億4400万円。町債発行は29・4%減の1億6320万円で、4年度末残高は28億7546万円となる見通し。

一般財源の不足に伴う財政調整基金の取り崩し額は2億4434万円で、4年度末残高は10億8425万円の見込み。

歳出は、人件費と扶助費、公債費を合わせた義務的経費総額が0.3%増の15億8342万円とほぼ前年並み。一方で道路改修や河川氾濫の防止に向けた護岸工事を含めた緊急自然災害防止対策事業などで投資的経費が増額となり、全体で21・6%増の3億7371万とした。

主な新規事業では、小学生を対象に週1回無料で英語など放課後学習を実施する「わくわく寺子屋事業」に64万円。地方創成推進に向けて連携協定を締結している日本航空社員を講師として、小中学生を対象にマナーなどを講習する「お仕事講座」に14万円。南伊勢高度会校舎の生徒による地域資源を活用したまちづくり提案など「学び輝くプロジェクト」に588万円を計上した。

また風力発電施設「度会ウィンドファーム」などを活用した再生可能エネルギーの活用に向けた「地域再エネ導入戦略計画策定事業」として650万円。公用車1台の更新に合わせてクリーンエネルギー車と充電設備の導入費用として520万円を計上した。

このほか主な新規事業は次の通り。

「DX推進」文字起こしや会議録作成の自動化、ウェブ会議促進事業費など=91万円▽「結婚新生活支援補助金」新年度内に婚姻届を提出した39歳以下の夫婦を対象に上限30万円まで住宅建築や家賃を補助=300万円▽「県産材備品購入」保育所3カ所に県産材を使った椅子やテーブルを配置=267万円▽「ふるさと親善大使委嘱経費」町ゆかりの著名人の委嘱と魅力発信に向けた経費=28万円▽「災害対策用ドローン導入」孤立地区や被災カ所の状況確認に向けてドローン一基を導入=100万円―。