一般会計106.6億円で最大規模 南伊勢町新年度当初予算案 三重

【度会郡】三重県南伊勢町は2月28日、令和4年度当初予算案を発表した。一般会計は対前年度比7・9%増の106億6337万円で過去最大の予算規模となる。3月3日開会の町議会3月定例会に提案する。

上村久仁町長就任後初の当初予算として、活力ある産業・経済▽安全安心のまち▽子育て応援日本一のまち▽誰もが元気なまち▽輝きをもてるまち―の5つを重点項目とした。

歳入では、町税が3・4%減の9億8325万円。地方交付税は5・1%増の51億2962万円。町債発行は32・7%増の17億7372万円で、4年度末残高は134億759万円となる見通し。

一般財源の不足に伴う財政調整基金の取り崩し額は3億2729万円。4年度末残高は14億7792万の見込み。

歳出は、人件費と扶助費、公債費を合わせた義務的経費総額が4・5%増の37億5724万円。投資的経費としては、南勢地区統合保育所建設事業費や老朽化に伴う町道補修、迫間浦本線外道路の修繕や橋梁、トンネル長寿命化工事費などにより、60・1%増の18億3357万円とした。

主な新規事業では、「一次産業後継者育成投資事業補助金」として、農林業の就業希望者への長期的な研修や受け入れ事業者への補助に279万円。伊勢農協による共同施設整備など農業用機械導入の補助に100万円。町内介護事業者を対象に、介護職員の新規雇用に対する補助金として600万円を計上した。

また子育て家庭への経済負担軽減として小中学生への入学祝い金事業に306万円を計上。このほか高校生を対象とした町外への通学補助枠を拡大し、従来のバスに電車や下宿費用などを追加。1303万円を計上した。

このほか新規事業は次の通り。

「免税経由補填対策事業」燃料高騰により影響を受けた水産事業者への補助=1539万円▽「農林水産物インターネット販売促進事業」コロナ禍で低迷する農林水産物の販売に向けた送料補助=500万円▽「農林水産物移動販売事業」移動販売事業に使用する車両購入補助=1500万円▽「地物消費拡大事業」町内産品の消費拡大に向けて町外在住者を対象に割引きデジタルチケットを販売=1297万円―。