牛乳瓶のふたを商品化 ガチャガチャやネットで販売 伊勢の山村乳業 三重

【直売店に設置されている牛乳のふたを販売するガチャガチャ=伊勢市の山村みるくがっこう外宮前店で】

【伊勢】三重県伊勢市の乳製品メーカー山村乳業が、瓶入り製品に使用している紙製のふたをカプセルに詰めて商品化し、人気を集めている。市内の直売店2店に設置した「ガチャガチャ」で売り出したところ反響が大きく、通販サイトでも販売を始めた。

【カプセルに入れて販売されている乳製品のふた】

牛乳やコーヒー牛乳、ヨーグルト、プリンなど瓶入り乳製品を数多く製造販売する同社。カプセルに、現在販売中の乳製品のふた11種類と、1960年代に販売していた製品の「レアふた」4種類の計15種類の中からランダムに5種類を詰めて販売する。店頭のガチャガチャは1回100円、通販サイトは、カプセル5個(600円)から購入できる。

商品化のきっかけは、自社倉庫の整理中にたまたま見つけた60年代のふた。軽量で密封性が高い紙パック容器の牛乳が登場した70年代以降、瓶入りは需要が低下し、製造するメーカーも減少する中「瓶入り牛乳を失われゆくものにしたくない。このふたを活用して、瓶入り製品に振り向いてもらいたい」と販売を思いついた。

「何が出るか分からないわくわく感」を楽しんでもらおうと、ガチャガチャ形式で昨年12月から店頭で販売開始。1カ月で予想を上回る1000個以上を売り上げた。客からの要望を受け、2月からネット販売も始め「懐かしい」「レトロでかわいい」と、幅広い年代に好評だという。

広報担当の山村卓也さん(32)は「手や口に伝わる瓶の感覚、香りや味わいと、瓶で飲む牛乳のおいしさは特別。ふたを通じ、瓶入り牛乳が注目されればうれしい」と話していた。