通話代わり特殊詐欺防止 玉城郵便局長らに感謝状 伊勢署

【岡﨑署長(右)から感謝状を贈られた(左から)濱地さん、大西局長=玉城町佐田の玉城郵便局で】

【度会郡】三重県警伊勢署は25日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、玉城町佐田の玉城郵便局と大西建也局長(46)、局員の濱地運さん(60)に感謝状を贈った。

1月12日午後4時半ごろ、郵便局を訪れた70代男性が携帯電話で通話しながら現金自動預払機(ATM)を操作する様子を防犯カメラのモニターで確認。不審に思い、大西局長が声を掛けると「インターネット利用料の未払い金があり、支払わないと裁判になると言われた」などと答えた。

特殊詐欺を疑った大西局長と濱地さんが、通話を代わって相手から会社名を聞き出すなど対応し、男性に振り込みをやめるよう説得。同署に通報して被害を防いだ。

岡﨑浩司署長が同郵便局を訪れ、2人に感謝状を手渡した。大西局長は「特殊詐欺も巧妙化している。高齢者が多い地域なので注意しながら声掛けしていきたい」と話した。

同署によると、昨年は管内で特殊詐欺が9件発生し、被害額は約1243万円。最新の手口を記した地域安全ニュースを金融機関に配布するなど特殊詐欺撲滅に取り組んでいて、担当者は「身に覚えのないメールは無視するか、警察に相談してほしい」と呼び掛けている。