
自民党三重県連は26日、任期満了に伴う名張市長選(4月10日告示、同17日投開票)に無所属で立候補する森脇和徳市議(48)に推薦を出した。森脇氏は公明党県本部にも推薦を依頼している。
県連によると、名張市長選の候補者を推薦するのは故富永英輔氏が3選した平成10年4月以来、24年ぶり。県連役員会は県連名張支部の決定を踏まえ、18日に森脇氏への推薦を決めていた。
この日、津市内で県連顧問の川崎秀人衆院議員から推薦状を受け取った森脇氏は「推薦の重さを感じている。名張は保守の地盤。今回は事実上、保革一騎打ちの戦い。負けるわけにはいかない」と述べた。
川崎氏は記者会見で「森脇さんの力を借りて地方創生を進めたい」と強調。副会長の中森博文県議は「久しぶりに自民が推薦する選挙。亀井市政の保守路線を森脇さんに継続してもらいたい」と語った。
次期市長選には北川裕之県議(63)も立候補を表明しており、一騎打ちの公算が高い。北川氏は「市民の判断材料にそぐわない」として政党からの推薦は受けない方針。連合三重は北川氏への推薦を決めたという。