
【亀山】三重県立亀山高校総合生活科人間福祉系列の3年生5人は24日、自分らで考案した「いきいきサロンレクリエーション集」95冊を、市社会福祉協議会に贈った。亀山市本町1丁目の同校で、鍬田聡地域福祉係長に手渡した。
同協議会は、冊子を市内のふれあいいきいきサロン92カ所に郵送するという。
同校生徒らはこれまで、市内の同サロンを訪問しては、高齢者とゲームを通じて交流するなど触れ合ってきた。新型コロナウイルス感染症の影響で訪問を中止している中、少しでもサロンの利用者に楽しんでもらおうと、半年かけて同レクリエーション集を作成した。
同レクリエーション集には、紙コップに書かれた2つの絵柄を当てる神経衰弱、3つのヒントでそれが何かを当てる「わたしは誰でしょう」など脳トレーニングに活用できるゲームなど計20種類の遊び方を、絵も添えて紹介している。
3年生の戸田美柚さん(18)は「5人1人1人がゲームの案を出して決めた。この本で楽しく元気に過ごしてほしい」と話していた。
同協議会の豊田夏美生活支援コーディネーター(27)は「生徒の皆さんに感謝しています。サロンの皆さんも喜んでくれるでしょう」と礼を述べた。