退団選手らを慰労 ラグビー女子「パールズ」が納会 三重

【退団選手・スタッフ(最前列)と記念撮影するパールズの関係者ら=四日市市西新地のプラトンホテル四日市で、写真撮影時のみマスクを外しています】

三重県四日市市を拠点に7人制の全国リーグなどで活動する女子ラグビーチーム「パールズ」の2021シーズンの納会が23日、四日市市内のホテルで開かれた。チーム関係者や支援者約40人が出席。3月の新シーズン開始を前に、チームを離れる選手・スタッフの慰労のほか、新型コロナウイルスの影響を色濃く受けた1年間を振り返った。

昨年春、7人制の太陽生命ウイメンズセブンズシリーズと国民体育大会、15人制の全国女子選手権の「三冠」を目標に掲げて始動した。このうち、太陽生命ウイメンズセブンズシリーズは3位で終えた。

その後チーム創設のきっかけでもあった第76回国体「三重とこわか国体」はコロナ禍で中止に。2連覇が懸かった全国女子選手権は練習試合の相手に陽性者が出たため、選手17人が濃厚接触者となり、準決勝を前に出場を辞退した。

齋藤久ゼネラルマネジャーは、あいさつで「人生の中でこれ以上ないくらい、いろんな思いが巡らされた」とこの1年の葛藤を明かした。その一方で「目指すべき方向を見失うことなくラグビーに向き合う姿に勇気づけられた」と選手らをたたえ「培った努力はうそをつかない」と激励した。

2016年のチーム創設当時からプレーし、2021シーズンをもって退団する山中侑香選手(29)も「皆で乗り越えたことは試合に勝つことと同じくらい価値のあることと思っている」と胸を張った。

三重国体の代替大会として3月19、20日、太陽生命ウィメンズセブンスシリーズで2年連続総合優勝のながとブルーエンジェルスなどを鈴鹿市に呼んで行う7人制の試合を最後に、同期の山本さやか選手(35)とともに引退する。山本選手は「今ある環境に感謝して、日本一を奪還してほしい」と後輩たちに思いを託した。