菰野町一般会計133億円 新年度予算案「調査中心の緊縮」 三重

【記者会見する柴田町長=四日市市役所で】

【三重郡】三重県菰野町は22日、新年度当初予算案を発表した。一般会計は、前年度比0・1%減の133億円。第6次町総合計画の2年目にあたり、計画に掲げる基本構想の実現と基本目標の達成に向けた編成をした。3月1日開会の町議会3月定例月議会に当初予算案を含む29議案、報告5件の計34件を上程する。

歳入では、町税は同2・3%増の56億8416万9千円を計上。基金繰入金は、36・2%減の5億1617万2千円。町債は、49・3%減の4億9550万円で、一般会計の令和4年度末の町債残高は104億665万5千円の見込み。

歳出では、義務的経費は2・4%増の67億8352万6千円、投資的経費は35・2%減の3億8535万1000円、その他の経費はワクチン接種費用計上などで3・9%増の58億645万円となった。

記者会見した柴田孝之町長は「調査中心の緊縮予算となっており、新年度は令和5年度以降に取り組んでいきたいことの準備が中心。財政再建は道半ばであり、職員の能力を高め、財政収支を均衡させるという意識を根付かせる。貯金し、たまったお金で公共工事をやっていきたい」と述べた。

菰野インターチェンジ周辺の開発については「お得に土地を買っていただくために町が資金を出すということで、行政実施計画には入っており、交付する準備はできているが、買い手が見つからないと始まらない。かなりネジを巻いており、この任期最後の1年で買ってもらう人が決まるような方向でやっていく」と語った。

菰野町の主な事業は次の通り。

◆DX推進事業(施設予約システム導入事業)(37万円)
スマートフォンなどを利用してのスポーツ施設や文化施設の予約や支払を可能に。

◆DX推進事業(住民通報サービス活用事業)(466万9000円)
道路陥没や漏水など行政への緊急通報事項を住民がスマートフォンで撮影・投稿し、行政へ直接タイムリーに伝えることが出来るシステムを整備。

◆DX推進事業(行政手続きガイド活用事業)(88万5000円)
町ホームページにライフイベントに必要な手続きを案内。行政手続きにおける利便性向上。

◆高齢者交流促進助成事業(510万円)
身近な地域に高齢者の集いの場を整備出来るよう各区に助成。高齢者の活動交流促進。

◆子ども権利事業(24万8000円)
子どもの権利条例(仮称)制定。子どもの権利の内容を明確化し保障。大人の果たすべき責務と町の基本方針を定め、全ての子どもが真に健やかに成長することを目指す。

◆新型コロナウイルスワクチン予防接種事業(2億24万6000円)
◆学校給食検討事業(220万円)
町学校給食検討会からの検討結果報告書を基に基本構想策定。事業の適切な実施に繋げる。

◆野良猫繁殖防止事業(46万8000円)
野良猫の避妊去勢手術を行い繁殖防止、適正飼養の啓発。

◆斎場火葬炉等更新改修事業(1205万円)
老朽化した施設整備の改修、更新などを行い、火葬業務の安全かつ安定的な実施を図る。

◆ふるさと納税事業(846万1000円)
町内事業者からの特産品などを寄付返礼品として提供。観光資源の魅力伝え地域振興図る。

◆観光名所づくり調査事業(500万円)
菰野富士の公園計画や整備手法などを調査し、周辺地域も含めた更なる魅力度アップや利便性の向上を図る。フォレストアドベンチャーに負けない大規模な名所づくりの準備。

◆観光施設設計事業(500万円)
除却した廃墟ホテル跡地を含めた周辺を整備し、賑わいを演出。湯の山温泉街の活性化図る。

◆偉人マンガ制作事業(300万円)
ふるさとゆかりの偉人に関するマンガを地域住民と協働制作。小学生に配布、愛着心の涵養。