同居男性への傷害、男に懲役4年求刑 津地裁で検察側「極めて悪質」 三重

同居していた男性=当時(15)=に殴る蹴るの暴行を加え、熱湯をかけてやけどを負わせたとして、傷害の罪に問われた三重県津市の職業不詳吉田圭吾被告(29)の論告求刑公判が22日、津地裁(檀上信介裁判官)であった。弁護側は無罪を主張。検察側は懲役4年を求刑し、結審した。判決は3月23日。

検察側は論告で「無抵抗の被害者に、拳や足、プラスチック製のバットで執拗に暴行を繰り返し、暴行を加えた場所も顔面や陰部など急所ばかりで、極めて悪質」と指摘。「誰の援助も期待できない状況の中、過酷な環境に置かれていたことを考えれば、被害者の苦痛は察するに余りある」と非難した。

弁護側は「被告は複数の医療機関で高次脳機能障害と診断されており、訴訟能力を欠いている。控訴棄却すべき」と主張した。

起訴状などによると、平成28年6月上旬ごろから同7月24日までの間、市内のアパートで、プラスチック製バットで男性の陰部を殴ったり、拳で顔などを殴ったりしたほか、顔面や背部などに熱湯をかけ、全治約2カ月の鼻骨骨折や右の腰から背中に熱傷などの傷害を負わせたとされる。