NTN3選手、力走誓う 27日の大阪マラソンに出場 三重

【大阪マラソンに出場を予定するNTNの(左から)押川、櫻岡、齋田の3選手=桑名市内で】

「第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会」が27日に大阪市内で開かれる。昨年2月の実施を最後に、滋賀県での開催を終えたびわ湖毎日マラソンを統合して新設したエリート部門は、2024年パリ五輪の日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を懸けたレースとしても注目されている。

今年夏、米・オレゴン州で開催する世界選手権の代表選考会も兼ねるレースに、三重県桑名市拠点の実業団チーム、NTNからは押川裕貴(31)、齋田直輝(28)、櫻岡駿(27)の3選手が出場する。2年ぶり57回目の出場を果たし、20位でフィニッシュした今年1月の全日本実業団対抗駅伝出走メンバー。個人でもインパクトのある走りを見せ古豪復活を印象づけたい。

昨年11月の中部実業団対抗駅伝で総合4位に食い込み、20年以来のニューイヤー駅伝の出場切符をつかんだ。櫻岡は主要区間の3区で区間3位の好走でチームに貢献した。2年ぶりの出場で、20位でのゴールを目指した全日本実業団駅伝は、レース中盤で30位台だったがそこから徐々に順位を上げた。5区の齋田は3人抜きで終盤の追い上げムードをつくった。社会人13年目で初めてニューイヤー駅伝最終区間の7区を担当した押川も、ゴール直前まで6人抜きの力走を見せた。

櫻岡と齋田は今後本格的にマラソンに軸足を置く。東洋大時代、全日本大学駅伝優勝などを経験した櫻岡は「今後はマラソンでステップアップして行きたい。やっぱりパリのMGCは目指したい」。大阪マラソンが初マラソンになる齋田は、マラソン初挑戦で今月6日の別府大分毎日マラソンを制した伊賀白鳳高時代の後輩、西山雄介(27)=トヨタ自動車=の活躍にも刺激を受けたと話し「持ち味は粘り。後半まで粘り切れるかなというところを見てもらえたら」と意気込む。

指導者への転身のため、今季限りで現役を退く押川も引退レースとなる大阪マラソンへかける思いは強い。18年度まで在籍したトヨタ自動車九州時代、全日本実業団ハーフマラソン4位などの実績がある。ニューイヤー駅伝の後も充実した練習を積み、今月の大阪ハーフマラソンで自己ベストを更新した。「マラソンも良い記録で締めくくりたい。(引退が)もったいないと言わせるような走りをしたい」と誓う。

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC) 日本陸連主催のオリンピックマラソン日本代表選考会。出場権獲得者(ファイナリスト)は対象大会で順位や記録の条件を満たすことが求められる。パリ五輪のMGCに向けた選考レースの1つ、東京マラソン(3月6日)にはNTNから小森稜太も出場を予定している。