3回目ワクチン、券なし接種検討 三重県知事「早く実施したい」

【定例記者会見で、接種券なしでの接種を検討していると明かす一見知事=県庁で】

一見勝之三重県知事は22日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの3回目接種券が届いていない県民にも3回目のワクチン接種を実施する方向で検討していることを明らかにした。対象者の一部に接種券が届いていないことを受けた対応で、全国でも珍しい。一見知事は「できるだけ早く実施したい」と述べた。

県によると、接種は四日市市、津市、伊勢市に設けている県営集団接種会場で実施する想定。規模や開始の時期などは決まっていないが、高齢者や妊婦を優先する方向で検討しているという。

対象者には市町から届く接種券の代わりに2回目までの接種済証を持参するよう求め、2回目接種から6カ月以上が経過しているかを確認した上で接種する。モデルナ製ワクチンの使用を想定している。

接種券が届いていない人にも早期に追加接種をすることで、重症化リスクを下げることが目的。県の担当者は「都道府県が接種券なしでの接種を実施しているという情報は、今のところない」と話す。

接種率を高める狙いもあるという。県内の3回目接種率は21日時点で14・2%。全国平均の15・3%を下回り、36位にとどまっている。県内で接種券の発送が遅れたことなどが理由とみられる。

一方、県民の接種に関する情報は市町が管理していることから、接種券なしで接種を受けた情報が市町に伝わらない可能性がある。このため、県は接種の情報を共有する方法について市町と調整を進めている。

一見知事は「高齢者には接種券をおおむね送付できているが、まだ届いていない人もいる。妊婦も早めに打ってもらう必要がある。接種券が届いていなくても打ちたいという方に接種したい」と述べた。

また、一見知事は19日に受けた3回目接種について「打った部分が月曜の朝まで筋肉痛だったが、熱や頭痛はなく、大きな副反応はなかった」と説明。「ぜひ多くの方に打ってもらいたい」と語った。