一般会計は4・1%増の222億8000万円 いなべ市が新年度当初予算案

【記者会見する日沖市長=いなべ市役所で】

【いなべ】三重県いなべ市は18日、新年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比4・1%増の222億8000万円。コロナ対策を最優先に、国からの防災対策や地方創生など補助事業を有効活用し、健全財政を維持しつつ、市民の日常の安心と未来に希望の持てる予算とした。22日開会の市議会3月定例月議会に議案上程する。

歳入は、市税が前年度比2・2%増の88億8千万円。歳出は、野遊び推進事業を行うため商工費が1億2000万円増、温水プール建設事業などを行うため教育費が6億4000万円増。

予算案で、内閣府からSDGs未来都市に選定された市は、「山辺を活かす未来」として、自然や森林を生かした新産業誘致に努め、宇賀渓のキャンプ場を世界的なアウトドアメーカーのノルディクスジャパンと提携して再生する。

梅林公園もスノーピーク社が提唱する「野遊びSDGs」の拠点として大改装を計画し、西日本一の人気を誇る「青川峡キャンピングパーク」を含め、山辺がアウトドアの一大拠点になるとしている。

記者会見した日沖靖市長は「自動車産業で成り立つ工業都市で、大都市名古屋が近いのに観光業がない。田舎の価値を見いだそうというプロジェクトで、業界のトップブランドを仕入れ、都市の価値を上げ、国内外からキャンプ場に来てもらう」と強調。「ノウハウを持った外部の方が活躍してほしい。人を呼び込むにも一流のブランドがある方が呼び込みやすい。地方創生交付金を活用し、市の負担を少なく投資や人を呼び込む町づくりをしていきたい」と語った。

プール建設については「現場の苦悩と屋外プールの限界。酷暑で年間20日しか水泳の授業ができないのに加えてサルの糞害もひどい」とし、「新年度から2カ年かけて建設し、運用は全小学校の授業をプロに委託することで、学校や先生の負担軽減、子どもたちの『泳げる自信』獲得が実現する」と説明した。