
【鈴鹿】三重県鈴鹿市は17日、市内2カ所の女性専用フィットネスクラブ「カーブス」で取り組む食糧支援活動への謝意を込め、鈴鹿ハンター店と南玉垣店に感謝状を贈呈した。
2店舗は、同市徳居町で不動産業などを展開するインベス(森啓介社長)が、生活支援事業の一環としてフランチャイズで運営。
全国のカーブスでは平成19年から家庭内の食料品を募り、児童養護施設や高齢者施設、女性シェルターなどの施設や困窮家庭に配る活動に取り組んでおり、昨年は会員約13万1000人の協力で約178トンの食料品が集まったという。
市内では平成24年度から毎年、各店舗で会員が各家庭から持ち寄った食料品を市に届け、児童養護施設鈴鹿里山学院や困窮家庭へ支援物資として提供し、今年で10年目。
今年度は1月15―2月15日まで募集。会員約千人のうち314人が協力し、缶詰やレトルト食品など約450キログラム分の食料品が集まった。同日、市に寄贈した。
来庁したインベスの事業責任者、呉山世成さん(55)は「集まった食料品が必要な家庭に届けば」とあいさつ。
末松市長は「毎年続けて頂けるのはすごいこと。提供してくれた市民やメンバーに感謝している。楽しみにしている家庭がたくさんあるのでしっかり届ける」と謝意を述べ、ハンター店リーダーの嶋野遥さん(28)と南玉垣店リーダーの梅林美里さん(24)に感謝状を手渡した。
2店舗のマネージャー、河野佳奈子さん(34)は「会員のみなさんの温かい気持ちに触れる取り組み。今後も毎年継続していきたい」と話した。