「ヒマワリ」が期間限定で嫁入り 伊勢シーパラのセイウチ、南知多ビーチランドへ

【ケージに入り南知多ビーチランドへの出発を待つセイウチの「ヒマワリ」=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイスで】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の水族館「伊勢シーパラダイス」の人気者のセイウチ「ヒマワリ」(雌、推定21歳)が16日、所有権を残したまま繁殖目的で動物の貸し借りを行う「ブリーディングローン」を活用し、期間限定で愛知県知多郡美浜町の「南知多ビーチランド」に嫁入りした。

伊勢シーパラダイスによると、国内では9施設で計26頭のセイウチを飼育しているが、繁殖に成功したのは3施設のみ。現在セイウチの輸入は難しく、飼育施設が協力して繁殖に取り組んでいるという。

両水族館も繁殖に向けて連携。伊勢シーパラダイスは、ふれあいイベントで活躍する雌のヒマワリとタンポポを南知多ビーチランドに貸し出していて、令和2年にヒマワリ、昨年はタンポポがペアリング相手の「キック」(雄、24歳)と繁殖を試みたがいずれも成功しておらず、今回が計3回目の挑戦となる。

この日は、飼育員らがヒマワリを入れたケージを押して輸送トラックまで運び、「いってらっしゃい」「頑張って」などと声を掛けて送り出した。到着後はヒマワリの体調を見極めながらキックと同じ飼育舎で同居を始め、交尾の確認ができ次第、伊勢シーパラダイスに戻る予定。

田村龍太館長は「ヒマワリは前回、妊娠したが出産がうまくいかなかったので、今回は全部がうまくいってほしい。とにかく健康で無事に帰ってきてもらいたい」と話した。