農業高甲子園で優秀賞 明野高生ら伊勢市長に受賞報告

【全国大会での受賞を喜ぶ明野高生ら=伊勢市役所で】

【伊勢】全国の農業高校生が研究活動や学習成果の発表を競う「日本学校農業クラブ全国大会」のプロジェクト発表会で、伊勢市の三重県立明野高校生産科学科畜産部門の生徒9人のチームが、2位にあたる優秀賞を受賞。同大会の意見発表会では、食品科学科3年の若林美吹さん(18)も優秀賞に輝き、14日、伊勢市役所で鈴木健一市長に報告した。

「農業高校の甲子園」といわれる大会で、昨年10月末に兵庫県で開催。各都道府県大会を経て、全国9つのブロック大会で最優秀となった代表らが出場した。同校は、東海代表として初出場した。

同校畜産部門は、実習で豚を肥育し出荷している。5年前から、ビールや菓子などを製造する地元企業などと連携し、製造過程で出る副産物や食品残さといった「食品循環資源」を活用して養豚飼料にする研究を続けている。全国大会では、先輩たちから引き継ぎ取り組んできた研究成果を紹介し、優秀賞となった。

若林さんは、県内の高校で唯一取り組む伊勢茶の生産と、その茶を活用した商品開発の経験から意見をまとめ「多くの人に伊勢茶を知ってもらい、地元産業の発展に貢献したい」と発表し、受賞した。

市役所に、畜産部門の5人と若林さんが訪問し、ほかの生徒は学校からリモートで参加した。鈴木市長に報告した畜産部門代表の3年木内昭吾さん(17)は「進学して飼料の研究を続けたい。後輩たちには次回、トップの最優秀を目指してほしい」と話した。若林さんは「全国大会が一番うまく発表できた。人に伝える力がついたと思う」と語った。