北川県議が出馬表明、名張市長選

【記者会見で、名張市長選への立候補を表明する北川県議=県庁で】

【名張】北川裕之三重県議(63)=名張市選挙区=は15日、県庁で記者会見し、任期満了に伴う市長選(4月10日告示、同17日投開票)に無所属で立候補すると表明した。連合三重に推薦を依頼する方針。

北川氏は会見で「県議の任期を全うすべきだと思って葛藤してきたが、名張を変えてほしいという多くの声を頂いて出馬を決めた」と説明。「退路を断つ。県議会には戻らないと所属会派に伝えた」と語った。

会見では「なばり・新時代戦略」と銘打った政策集を公表。食と観光を軸とした観光産業の創出や地場産品の販路拡大、スマート技術による農業の活性化、大規模災害に備えた公共事業の推進などを掲げた。

今期限りでの引退を表明した亀井利克市長(69)の市政については「福祉の取り組みは評価するが、産業が育たなかった」と指摘。令和5年度末に期限を迎える独自課税の延長は「しない考えで臨む」と語った。

自身が委員長を務めている差別解消を目指す条例検討調査特別委が大詰めの作業を終える来月上旬にも県議を辞職する方針。政党の推薦は「市民の判断材料にそぐわない」として依頼しない考えを示した。

北川氏は市職員などを経て平成15年の県議選で初当選し、5期目。30年4月の前回市長選で亀井氏に破れ、31年の県議選で復帰した。次期市長選は森脇和徳市議(48)との一騎打ちとなる見通し。