サッカースタジアムが着工 サッカーJFL・鈴鹿PG 三重

【エリア確認のための測量や草刈りなどの作業をする工事業者ら=鈴鹿市住吉町の県営鈴鹿青少年の森公園で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市住吉町の県営鈴鹿青少年の森公園内で9日、市を拠点に活動する日本フットボールリーグ(JFL)所属チーム「鈴鹿ポイントゲッターズ」の運営会社らによるJリーグ規格のサッカースタジアム建設工事が始まった。令和5年3月の供用開始を目指す。

スタジアム建設は、チーム運営会社アンリミテッド(吉田雅一社長)=同市住吉4丁目=と関連会社ノーマーク(西岡保之社長)=東京都港区=が共同で進める。

市を通じて、県の使用許可を得た敷地面積約5万平方メートルで「すずか三重丸パーク」をコンセプトに、J3規格で観戦客5千人収容のスタジアムとクラブハウス、多目的グラウンドを整備する。建設費は約8億円で、全額銀行の融資を受ける。施工業者は同市池田町のイケダアクト。

人工芝の多目的グラウンドは市民に一般開放し、市は「公益性の高い施設」として公園使用料を全額免除する。

同日午後、工事着工を前に、公園駐車場でアンリミテッドの矢野純平社長室長(34)が、工事関係者や集まったサポーターらに対し、「今年はカズさん(三浦知良選手)も加入し、チーム万全の体制で活動していく。今こうしてスタジアムの着工ができることを奇跡のように思う」と、あいさつした。

初日は工事業者の6人が、現地でエリア確認のための測量や草刈りなどの作業をした。

サポーターの一人、会社員小形虎夫さん(60)=同市東旭が丘6丁目=は「記念すべき着工の瞬間に立ち会いたいと思って来た。サッカー以外にもみんなで活用できる場所として市民一体となって盛り上げていけたら」と話していた。

この日、反対派との衝突など現場での大きな混乱はなかったが、同日午前、駐車場で建設に反対する市民団体の約10人が集会を開き「市民の声を聞け」「この森を守る!」などのメッセージを掲げた。