小幼保でも「社会的検査」 PCR、新型コロナ感染を早期把握へ 三重県

【定例記者会見で社会的検査の対象拡大を発表する一見知事=県庁で】

一見勝之三重県知事は9日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染状況を早期に把握するための「社会的検査」を小学校や幼稚園、保育所などでも実施すると発表した。クラスター(感染者集団)の発生を防ぎ、施設を継続的に運営させることが狙い。10日から申し込みを受け付け、3月下旬まで定期的に検査する。

県によると、対象は小学校や幼稚園、保育所、認定こども園、放課後児童クラブなど、県内の1819施設で勤務している約3万人。希望した施設で1週間に1回程度、無料のPCR検査をする。

県は昨年5月から高齢者施設と障害者施設で社会的検査を実施しているが、小学校や保育所で実施するのは初めて。検査対象の拡大によって新たに必要となる約5億円は国の負担金や交付金で賄う。

感染判明を受けた学級閉鎖や休園が県内で相次いでいることや、児童らのマスク着用が難しいことなどを受けた対応。社会的検査の対象拡大を認める厚労省の通知などを踏まえて実施を決めたという。

一見知事は会見で「感染が続いている状況では検査が重要」と強調。また、県民を対象とした無料のPCR検査について、申し込みの期限を10日から17日に延長すると発表し、検査を呼び掛けた。

社会的検査は県教委や市町などから届く資料に記載されたウェブサイトから申し込む。申し込みに関する問い合わせは、委託先のエクスコムグローバル=電話052(485)6351=へ。