連節バスを桑名で試験走行 三重交通、導入探る

【試験走行のため出発する連節バス=桑名駅で】

三重交通(津市)は9日、桑名市内で連節バスの導入可能性を探るため、試験走行をした。

同社は令和2年12月から伊勢市内で連節バスを用いたBRTシステム(バス高速輸送システム)を運用開始。県内バス路線で導入拡大の可能性について検討しており、昨年12月末には四日市市内で試験走行を実施。今回は通勤・通学や観光で多くのバス利用が見込まれる桑名市で試験走行をした。

BRTシステムは、連節バスやバス専用道などを組み合わせた高速輸送システム。定時性や速達性の向上、輸送能力の強化のほか、効率的輸送による二酸化炭素排出量削減など環境負荷の軽減効果も期待されている。

この日は伊勢市で運行中の連節バス「神都ライナー」を試験車両として使用。車両は全長18メートルで標準的な路線バスの約1・6倍となる113人が乗車可能。

試験走行では観光地である「長島温泉」や通勤・通学のバス利用者が多い住宅街「陽だまりの丘」の約15キロを道幅などの道路状況や渋滞などの交通状況を確認しながら走行した。

三重交通新サービス推進課の小瀬古恵則課長は「桑名市では自動運転車両の導入も検討されている。いろいろな乗り物が増えることで、公共交通への興味を持ってもらうきっかけになれば」と話した。