伊藤利彦さん遺作展 四日市の画家、ウッドレリーフも 三重

【緻密な水彩画を楽しむ人たち=四日市市安島の山画廊で】

【四日市】三重県四日市市安島の山画廊は、同市の洋画家、伊藤利彦さん(1929―2006年)の作品展を同所で開いている。13日まで。

伊藤さんは県を代表する画家の一人。その作品は「平面」という枠だけにとどまらず、立体的なレリーフも手掛けた。平成12年には、市文化功労者に選ばれた。

山画廊では、生前に15回にわたり、個展を開いた。画廊のオーナー山弘之さんとは、何度か一緒にイタリアを訪ねるなど、親交が深かった。

今回、画廊と市内の収集家のコレクションをそろえ、絵画とウッドレリーフの合わせて46点を展示している。イタリアの教会を細密に描いた水彩画や、絶筆となったウッドレリーフ「卓上の物」も並ぶ。

山さんは「伊藤先生と一緒に旅した思い出が、今でも鮮明によみがえる。一人でも多くの人に、四日市にこうした作家がいたことを知ってもらえたら」と話した。