松阪市一般会計707億円 新年度予算案、コロナ禍「新しい挑戦」 三重

【当初予算案を発表する竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県の松阪市は8日、令和4年度一般会計当初予算案を発表した。前年度比0・7%減の707憶6千万円。竹上真人市長は「新しい挑戦予算」と名付け、「コロナ禍が収束を迎え、急激に変化する。スピード感を持って挑戦した自治体だけがたどり着ける未来がある」と述べた。

歳入では、市税についてコロナ禍の影響が想定したほどでなく前年度比9・4%増の221憶円。地方交付税は2・9%減の140億8千万円。市債は20・4%減の65億5千万円。

臨時財政対策債を除く4年度末の市債残高は267億円を見込む。竹上市長の2期目就任前の平成30年度末の290億円から減らした。竹上市長は「借金を増やさない公約はしっかり守っていく」と話した。

歳出は、人件費が0・2%減の125億5千万円。扶助費が0・6%増の168億9千万円。普通建設事業費が4・4%減の55億円。

主要施策は、アフターコロナ▽カーボンニュートラル▽福祉―が3本柱。

アフターコロナでは、観光促進事業に7899万円を計上し、「三井高利生誕400年・三井越後屋創業350年記念事業」「お肉のまち松阪プロモーション事業」「松阪の『映えスポット』でメモリアルフォト事業」などを展開。

「新規創業、担い手発掘の環境整備、女性起業家支援ネットワークの構築」に2879万円、中小企業営業活動コロナ対策支援補助金に500万円をそれぞれ充てる。

他に、映画監督・小津安二郎の松阪時代の日記発刊765万円▽全国コットンサミットin松阪45万円▽香肌峡トレイルランニング大会調査・準備53万円▽耕作放棄地対策の薬用作物ミシマサイコ作付け実証事業80万円▽市内の店舗や企業の商品を会員に届ける「松阪ワクワク定期便事業」成功報酬83万円―を盛り込んだ。

カーボンニュートラル事業は5億4336万円かけ、太陽光発電設備や電気自動車充電設備の整備、中小企業の省エネ補助などに充てる。

福祉は、子育て施策の充実に4982万円、不登校・いじめ等対策事業費に6262万円、福祉まるごと相談室の設置に7402万円がメイン。

独り暮らしで身寄りのない高齢者を対象に死後事務委任契約を補助する県内初の「エンディングサポート事業」(74万円)を始める。

3本柱以外に、空家対策500万円▽交通事故防止安全対策事業費6千万円▽DX推進事業費6041万円▽松阪市民文化会館・嬉野ふるさと会館施設整備事業費9978万円▽防災行政無線整備事業費1億4473万円を計上している。