三重県庁正面に大型クレーン 屋上の鉄塔を撤去

【県庁で始まった鉄塔の撤去工事=津市広明町で】

三重県は7日、県庁の屋上にある鉄塔の撤去工事に着手した。8日には鉄塔を全て撤去し、20日には撤収などを含めた全ての作業を終える予定。工事により、今週末ごろまで正面駐車場の一部が使えなくなる。

県によると、鉄塔の高さは27・5メートル。昭和39年の庁舎完成に併せて設置し、防災関係の無線などに使用していた。一方、近年は新しい鉄塔に無線などを移設したため、ほとんど使っていなかった。

県は外部の調査結果などを踏まえて「すぐに倒壊する恐れはないが、撤去しておくべき」と判断し、鉄塔の撤去を決めたという。一般競争入札で落札した津市内の建設会社と約3188万円で契約した。

また、航空法で高さ60メートル以上の建物に設置が義務付けられている航空障害灯が鉄塔の撤去によって不要になるといい、管財課の担当者は「長期的に見れば維持管理費の節減にもつながる」と期待する。

一方、鉄塔の撤去に使用する大型クレーンを県庁の正面に配置する必要があるため、県は駐車場の一部を規制している。通常は5台ほどを確保している「三重おもいやり駐車場」も1台に減らしている。

県は来庁者に対し、混雑時は道向かいの大駐車場を利用するよう呼び掛けている。おもいやり駐車場に空きがなければ「正面玄関前の警備員に声を掛けて駐車場の確保を依頼してもらいたい」としている。