
三重県内の旧特定郵便局長らでつくる県下郵便局長会は7日、県子ども基金に現金100万円を寄付した。県は子ども食堂への支援や一人親家庭の子どもに対する学習支援など、子どもの貧困対策に充てる。
局長らが昨年12月、一見勝之知事に「県の役に立てることはないか」と相談したのがきっかけ。一見知事から「子どもたちを支援してほしい」との強い意向を受け、子ども基金への寄付を決めた。
この日、各地区の会長ら5人が県庁で一見知事に目録を手渡した。北勢地区郵便局長会の山川哲生会長は「子どもの7人に1人が貧困家庭と聞く。わずかだが、少しでも力になれば」と述べた。
一見知事は「子どもたちに代わってお礼を申し上げる」と謝辞。「貧困に苦しんでいる多くの子どもたちに明るく元気に育ってもらえるようにしたい。今後も応援していただきたい」と語った。