「頭之水」飲み厄災除け 頭之宮四方神社で水取神事 三重・大紀町 

【水取神事で参拝者に頭之水を振り注ぐ村田宮司=大紀町大内山の頭之宮四方神社で】

【度会郡】あたまの神様をまつる三重県大紀町大内山の「頭之宮四方(こうべのみやよもう)神社」で6日、同神社に伝わる伝統神事「水取神事」があった。参拝者らが境内にわき出る「頭之水」を飲んで厄災を除き、無病息災や学力向上などを願った。

同神事は毎年2月第1日曜日に開催。節分のころの頭之水は「生きる力を生み出す水」とされ、「一升」を「人生の一生」に例えて空の一升瓶に頭之水をくみ、9日間にわたって飲み干すと厄や苦を洗い流し、心身が清められて心願成就されると伝わっている。

今年は昨年に続き、新型コロナウイルス感染予防で密を避けるため、神事斎行の間は頭之水がわき出る場所への入場を停止。参拝者約百人は離れた場所から神事を見守った。村田正和宮司らが祝詞奏上などを行い、杉の葉に含ませた頭之水を参拝者らに向けて振り注いだ。

伊勢市から訪れた70代男性は「家族の健康と孫の受験合格を願い、頭之水を持ち帰ってみんなで飲みます」と話した。