今春に江戸庭園オープン 伊勢忍者キングダム、園芸文化を発信 三重

【英国の造園コンクールで金メダルを獲得した作品「江戸の庭」を再現した庭園=伊勢市二見町三津の伊勢忍者キングダムで】

【伊勢】三重県伊勢市二見町三津の「伊勢忍者キングダム」に4月22日、世界的な庭園デザイナーの石原和幸さん(64)がプロデュースする江戸庭園がオープンする。約10万坪の敷地に約千種類の植物が植えられ、四季折々の花々や江戸時代の庭の文化が楽しめる。石原さんは「江戸時代の日本は世界で一番庭師が多く、庭を造る技術も発達した。そんな江戸の園芸文化をキングダムに再現し、発信していきたい」と話している。

【施設の入り口正面に設置された風景盆栽「昇龍」と石原さん=伊勢市二見町三津の伊勢忍者キングダムで】

長崎県出身の石原さんは、英国で開かれる世界で最も権威のある造園コンクール「チェルシーフラワーショー」で11個の金メダルを獲得し、エリザベス女王からも「緑の魔術師」とたたえられた。現在も豊かなデザイン性と確かな施工技術力を生かし、数々の作品を生み出している。

庭園は昨年7月から工事が始まり、「世界一の江戸庭園と日本一の園芸城下街」をテーマに園内をリニューアル。石原さんは「庭の中にキングダムがあるイメージ。365日花が咲く庭を造る」と話す。

施設の入り口正面には、アカマツやクロマツなどを植え、岩や擬岩を組み合わせて制作した高さ約5メートル、幅、奥行きともに約11メートル、重さ100トンの風景盆栽「昇龍」を設置。石原さんが平成27年の同コンクールで金メダルを獲得した作品「江戸の庭」も再現した。

今回の目玉となる「江戸八景」は、これまで池があった3600平方メートルの敷地を活用。水や霧、花、木など8つのテーマが設定され、ホタルやメダカなどの生物と四季の花による美しい景色が楽しめるという。

園内には、園芸用品や植物などを販売する店を開くほか、花の生け方や育て方などのセミナーも開催予定。オープンに向けて現在も工事が進んでいて、3月20日にプレオープンする。

石原さんは「キングダムに来てもらい、エンターテインメントとして江戸の庭を楽しんでほしい」と話した。