延命、いぼ、腰折れ、磨崖仏…美里のお地蔵さま撮影 津で八太さん写真展 三重

【来場者に作品を紹介する八太さん(左端)=津市美里町北長野の美里ふるさと資料館で】

【津】三重県津市一身田豊野の写真愛好家、八太到さん(76)の写真展「美里のお地蔵さま」が5日、同市美里町北長野の美里ふるさと資料館で始まった。美里町全域を回って撮影した石仏などの写真計160点を展示している。3月30日まで。月曜休館。

八太さんは美里町桂畑出身。20歳代で写真を始め、現在は日本リアリズム写真集団三重支部で活動する。

美里地区に多くの地蔵が残ることに興味を持ち平成30年から約2年かけ地元ガイドらの案内を受けて15の旧村全てで撮影した。

赤いよだれかけの延命地蔵、病に効くとされるいぼ地蔵や腰折れ地蔵、大きな石に彫られた磨崖仏などを地域ごとに展示。廃仏毀釈(きしゃく)などで放置され後に複数を1カ所に祭った場所もある。

八太さんは「お地蔵さんは辻の入口で村に悪霊が入らないよう守る役割と村人の悩みを聞く役割の二面があった。分からないことも多いので調べる方が出てくるといい」と話した。

早速来場した美里ボランティアガイド会の山本茂樹会長(76)は「これだけ見つけ写真を撮るのは大したもの。将来世代が変わっても後の人に伝えられる。案内の参考にしたい」と話した。