稲垣さんら2人1団体受賞 三十三ふるさと三重文化賞

【(左から)稲垣武嗣さん、伊藤清和さん、劇団伊勢の佐藤太亮団長】

三十三ふるさと文化財団(岩間弘理事長)は4日、本年度の「三十三ふるさと三重文化賞」の受賞者を発表した。同財団は社会貢献事業として県の文化向上に顕著な貢献をした人を顕彰する目的で同賞を贈呈し、功績をたたえている。平成元年度から始まり33回目。

受賞したのは、個人の部・美術部門(書道)で津市の稲垣武嗣さん(79)、個人の部・美術部門(洋画)で津市の伊藤清和さん(69)、団体の部・音楽・演劇部門(演劇)で伊勢市の劇団伊勢(佐藤太亮団長)。3月2日に受賞者と関係者で表彰式を行う。

稲垣さんは、日本書芸院展大賞、県展最優秀賞、県文化賞文化功労賞など多数の受賞歴があり、書道を通じて県書道連盟などの育成と指導に貢献しているほか、小中学生書道展を企画運営して顕彰活動に寄与している。

伊藤さんは、独立賞、ラスベガス美術館賞、県文化賞文化奨励賞など多数の受賞歴があり、銀座やニューヨーク、県内などで個展を開催しているほか、津市・松阪市・四日市市・桑名市・亀山市美術展の審査員を務め、地元で絵画教室を開くなど、絵画文化の発展に尽力している。

劇団伊勢は、昭和38年に創立され、現在約20人の劇団員は70代から10代まで幅広い年齢層が在籍。主に伊勢の地に根を張り、「松井孫右衛門」など地元の話を丹念に掘り起こして舞台化しているほか、学校公演や小中学校の文化芸術体験講座にも積極的に参加し、地元の演劇文化向上に寄与している。