クラスター多発、対策の再徹底を 三重県、高齢者施設に

一見勝之三重県知事は3日の定例記者会見で、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が多発していることを受け、県内の高齢者施設に感染防止対策の再徹底を求める通知を出したことを明らかにした。

県によると、通知は情報分析・検査プロジェクトチーム担当課長と長寿介護課長の連名で同日付で発出。特別養護老人ホームや介護老人保健施設、訪問看護ステーションなどの約3500施設に通知した。

通知は「オミクロン株は感染力が強く、感染者の判明時点で施設内に感染が広がっているケースも少なくない」と指摘。職員に介助時のアルコール消毒やフェイスシールドの着用を徹底させるよう求めた。

県内では第5波の約2カ月間で5件だった高齢者施設のクラスターが直近1カ月間では6件と、約2倍のペースで発生。直近5日間の感染経路も高齢者施設内が全体の11%を占め、家庭内の51%に次いで多い。

一見知事は「高齢者施設は非常に苦労して感染防止をしているが、残念ながら多くのクラスターが発生している。ワクチン接種の安心感から対応に甘さがなかったかどうか、見直しをお願いしたい」と述べた。