
【桑名】三重県四日市市八幡町に「せん彫金工房」を構えるジュエリーアーティストの森千明さん(72)は2日、桑名市南寺町のギャラリー寺町で「彫金展」を開いた。13日まで。7、8日は休み。
銀のジュエリーと、金属をたたいて形を作る「鍛金(たんきん)」の技法を用いた銅や真ちゅう製のオーナメントの計約200点を展示、販売している。
森さんは、蜜蝋(みつろう)を使って原型をつくる「蜜蝋鋳造」という技法でジュエリーを制作する。金属でありながら、繊細で柔らかなラインに仕上がるのが特徴。この技術を持つ人は、国内でごくわずかといい、「一つとして同じものはない。桑名で作品展を開くのは初めてなので、地元の人にぜひ見に来てほしい」と話した。
6日午後1時からは、森さんが制作技法や宝石について話すギャラリートークと、中国の弦楽器、二胡(にこ)の演奏会がある。