純米吟醸酒「明野さくもつ」完成 伊勢の明野高生、酒蔵などと協力 三重

【画面越しに「明野さくもつ」の新酒をアピールする作物部門の生徒ら=伊勢市小俣町本町のみよしやで】

【伊勢】伊勢市の三重県立明野高校の生徒らが育てた酒米を使い、多気町の酒蔵「河武醸造」などと協力してつくる純米吟醸酒「明野さくもつ」の新酒が今年も完成し、販売が始まった。

酒造りは、昨年に続き2年目となる。生産科学科作物部門の3年生7人が、三重大が開発した酒米の希少種「弓形穂(ゆみなりほ)」を苗から育て、約1110キロを収穫。河武醸造で、生徒も参加して仕込みを行った。担当教諭によると、今季は酒米の出来が良好で、新酒の味わいも上々。「フルーティーですっきりした飲み口。香りが良く、エレガントな酒に仕上がった」という。このほど、優れた県産品を認定する県の「みえセレクション」にも選定された。

【明野高生が酒米の栽培から醸造まで携わった純米吟醸酒「明野さくもつ」】

販売初日の29日、同市小俣町の酒店「みよしや」で販売会が開かれ、生徒らは、新型コロナ対策のため、学校からリモートで接客した。代表の鈴木ひよりさん(18)は「苗作りや田植え、仕込みも大変だったけど、いろんな方の協力で、最高のお酒ができた。ぜひ味わってほしい。今は飲めないが、2年後、先生たちと一緒に飲みたい」と話していた。

720ミリリットル入り(箱付・税込み1870円)は1200本の限定販売。今年から、一升瓶(税込み3740円)も200本限定で用意した。伊勢、鳥羽、志摩各市の8つの酒販店で販売。

問い合わせはみよしや=電話=0596(22)2546=へ。