「御城印」コースターを追加 玉城町のふるさと納税返礼品

【ふるさと納税返礼品に加わったコースターを紹介する西尾課長=玉城町中楽の高洋電機で】

【度会郡】三重県玉城町はこのほど、県指定文化財で続日本百名城に選ばれている「田丸城跡」の御城印をモチーフにした、アルミニウム製のオリジナルコースターを町のふるさと納税返礼品に追加した。

田丸城は延元元(1336)年に北畠親房が築城。戦国時代に城主となった織田信長の次男・信雄が三層の天守を築いた。江戸時代には久野家が城主を務め、明治維新で廃城になったという。城跡は現在も町のシンボルとなっていて、平成31年から久野家の家紋をデザインした御城印を町教委にて無料で授与している(四季を表現した御城印は一枚300円)。

返礼品のコースターは、各種研削盤などを駆使してさまざまな分野の金属加工、特に難削材の加工を得意とする「高洋電機」(同町中楽、高祖雅規社長)が手掛けた。自社製品作りにも取り組む同社は昨年、創業70周年を迎えたことから、技術品質本部の西尾渉課長(44)が御城印を見て、地域とのコラボにもなる記念品の制作を企画した。

御城印のデザインを基に図面データをおこし、加工専用のマシニングセンターを使って一枚の板からコースターに仕上げた。直径11センチ、厚さ3ミリ、重さ約30グラム。アルミニウムを表面処理してピンク、緑、黒、黄、水色の五種類を色付けした。

町から呼び掛けがあり、返礼品への出品が決まった。2万4千円以上の寄付をすると指定した色のコースター1枚がもらえる。「玉城町ふるさと納税」でインターネット検索すると専用サイトを見ることができる。

高祖社長(48)は「70周年という節目に地元を代表する城の記念品を作れたのはうれしいし、地域との結び付きを感じる」、西尾課長は「コースターだけでなく、インテリアとしても使ってもらいたい」と話した。