四日市 11歳「誰かの役に立ちたい」 高井さんがヘアドネーション 三重

【カットした毛束を手にするあかりさん=四日市市大井手の美容室で】

【四日市】三重県四日市市松本の高井あかりさん(11)=常磐西小5年=は27日夕、ヘアドネーションのために2年半余り伸ばしていた髪を美容室でカットした。カットされた約35センチの毛束は後日、四日市ライオンズクラブを通じて提携先の(株)「グローウィング」つな髪事業部=大阪市=に送る。

ヘアドネーションは、一般の人々から髪の寄付を募り、寄付された髪だけで医療用ウイッグを製作し、小児がんや先天性の脱毛症など頭髪に悩みを持つ子どもたちに無償提供するチャリティー活動。ヘアカラーやブリーチ、パーマを当てておらず、極端なダメージがなく毛束の長さが31センチ以上あれば年齢、性別、国籍などを問わずヘアドネーションに参加できる。

あかりさんは、父大輔さん(43)が会長を務める四日市ライオンズクラブが、社会貢献活動の一環としてヘアドネーションを呼び掛けていることを母親から聞き、「誰かの役に立ちたい」と思い立ったという。カットした毛束を手に「頭が軽くなった感じ。誰かに喜んでもらえたらうれしいのでまた伸ばしたい」と話していた。

父大輔さんは「自分の髪が困っている人の手助けになることを、娘が体験を通して学ぶことができて良かった」と語った。