母の遺体遺棄で2年6月求刑 息子、起訴内容認める

実母の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の罪に問われた津市の無職駒田幸則被告(54)の論告求刑公判が25日、津地裁(檀上信介裁判官)であり、検察側は懲役2年6月を求刑し、結審した。判決は2月2日。

亡くなった母=当時(78)=が生きているように装い年金をだまし取ったとして、詐欺罪の追起訴審理もあり、駒田被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。

起訴状などによると、令和2年8月中旬ごろ、同居中の母が自宅で死亡していることに気づいたが、死亡を届け出ず、自宅向いの敷地の土の中に遺体を埋め、セメントを流し込むなどして遺棄。令和2年10月から3年10月までの間、7回にわたり、母名義の口座に振り込まれた年金計約135万円をだまし取ったとされる。

検察側は論告で「犯行は、公的年金制度の健全な運用を大いに害する点でも看過できない」と指摘した。

弁護側は「日本年金機構に100万円の被害弁償をして、次回から毎月6千円ずつ返済する。職を見つけて生活を立て直す」として、執行猶予付き判決を求めた。