伊勢市の公開データ活用し、地域課題の解決策 宇治山田商業高、市長に提案

【取り組みの成果を鈴木市長に発表する生徒ら=伊勢市の宇治山田商業高校で】

【伊勢】伊勢市の三重県立宇治山田商業高校情報処理科の生徒らが24日、授業の一環として作成した「市の地域課題解決プラン」を、鈴木健一市長にオンラインで報告。高校生の目線で考えた市の課題の解決策を紹介した。

同校は平成29年から、市と連携し、交通や観光情勢など市が公開しているオープンデータを活用したり分析して、地域の課題とその解決策をまとめ、市長に発表している。今年度は、3年生25人が八班に分かれ、少子高齢化や食品ロス、環境問題など班ごとに設定したテーマに沿って、4月から取り組みを進めてきた。

交通の課題を取り上げた班は、渋滞緩和や交通の不便さの解消に向け、公共交通機関の利用を促すウェブサイトを作成。観光地や飲食店の情報と公共交通機関を利用した行き方を紹介し、バスや電車の待ち時間を過ごせるスポットなども掲載した。担当した班の藤田朱音さん(18)は「バス通学なので渋滞によくにあう。観光客にも地元の人にもサイトを活用してもらって、公共交通機関を利用してもらえたら」と話した。

そのほか、海洋ごみ削減に向けて作った啓発のホームページの紹介や、観光客の滞在時間延長を目指したデジタルスタンプラリー企画の提案などもあった。

新型コロナ感染拡大のため、オンラインで参加した鈴木市長は講評で「どの班も着眼点がよく、説明も良かった。高校生の皆さんが、地域課題に目を向け、できることを考えるきっかけがあることは素晴らしい」と述べた。