三重県内の銭湯19点 南伊勢町で松原さん写真展

【県内の銭湯を撮影した作品と松原さん=南伊勢町五ケ所浦の伊勢現代美術館で】

【度会郡】南伊勢町五ケ所浦の伊勢現代美術館で、津市の写真家、松原豊さん(54)が県内の銭湯をテーマにした写真展を開いている。2月13日まで。火、水曜日は休館。

写真専門学校を卒業後、カメラマンアシスタントなどを経てフリーランスとなった。同市美里町を拠点に作品制作を行い、第62回伊勢神宮式年遷宮の記録撮影も担当。現在は国立鈴鹿高等専門学校の非常勤講師を務めるなど、後進の指導にも力を入れている。

銭湯を撮り始めたのは平成18年から。銭湯研究家の同級生の案内で県内の店を巡って入浴するうちに、その数が減っていることを知り、「現役の空気感を残したい」と写真による記録を続けている。

同展には4×5インナのフィルムと大型カメラを使い、開店前に撮影した19点を並べた。男湯と女湯の違い、オカマドライヤー、店によって異なるタイルのデザインや壁絵などを切り取り、人々の身近にある銭湯の古くて新しい世界観を表現。手前から奥まですべてにピントを合わせ、細やかに記録することにこだわった。

松原さんは「県内にはいろんな銭湯があることを知ってもらいたい。行ったことのある人もない人もイメージを膨らませて楽しんでもらえれば」と話した。

入館料は一般700円、中高大学生500円。小学生以下無料。問い合わせは同館=電話0599(66)1138=へ。