伊勢湾の魚、すし文化紹介 久居農林高で出前授業 三重

【鰯街道やイワシずしについて話す松田さん=津市久居東鷹跡町の県立久居農林高で】

【津】地元漁業者やすし職人らによる出前授業が24日、三重県津市久居東鷹跡町の県立久居農林高であり、食生活コースの2年生29人が伊勢湾の魚やすしの文化に理解を深めた。

白塚漁港を拠点にする大観丸漁師の伊藤彰啓さん(43)、イオンリテール水産担当バイヤーの伊藤新司さん(54)、すし職人の松田春喜さん(72)らが登壇した。

伊藤彰さんは袋状の網を引いて魚を捕る「ばっち網」や鮮度を保つため出荷の際海水と氷で魚を冷やす「水氷〆」を解説。伊藤新さんはイオンスタイル津南での販売について「喜んで頂くよう売れるものだけでなく珍しい魚も置く」とし、大観丸と連携した漁港直送の取り組みを紹介した。

松田さんは平安時代津で取れたイワシを駅伝方式で京都まで運んだ「鰯街道」や、昭和の津では祭りの時イワシずしを食べる文化があったことなどを話した。

橘亜美さん(17)は「イワシが近くで取れることを知らなかった。普段知らない裏側を知ることができた」と感想を話した。

同授業は魚食の普及を図る県水産物消費拡大促進協議会の助成金を活用。生徒は来週マイワシを作った調理実習をし来年度にレシピ開発に取り組む予定という。