的矢かきテラス、26日開店 志摩の佐藤養殖場、水揚げ直後をその場で

【的矢湾に浮かべたいかだ上に設けられた海上レストラン=志摩市の的矢かきテラスで】

【志摩】三重県志摩市磯部町的矢のかき養殖販売業、佐藤養殖場(濱地大規社長)は26日、水揚げ直後の新鮮な「的矢かき」をその場で楽しむことができる直営レストラン「的矢かきテラス」をオープンする。

レストランは的矢湾を望む海面テラス席を設けた木造2階建ての建物と、海に浮かべたいかだに設けた海上レストランを組み合わせた施設で延床面積約200平方メートル。席数は118席用意し、冬は生がきや缶を使って蒸し焼きにする「カンカン焼き」、夏は海鮮バーベキューなど、かきを中心とした海鮮料理を1年を通じて味わうことができる。

同社は大正14年に創業し、的矢地区で唯一のカキ養殖業者として垂下式養殖法や紫外線殺菌海水による無菌化かき製造技術を確立。同社の的矢かきは平成13年に県の三重ブランド第1号として認定された。

一方、海水温の上昇などに伴うかきの大量死や新型コロナウイルスによる需要減の影響で、昨年7月に経営陣を一新。事業再建の柱として昨年8月に施設着工に踏みきり、県の事業再構築補助も活用しながら約8千万円かけて完成させた。

24日に開いた関係者向けの内覧会では、濱地社長(41)自ら経緯を説明。先日のトンガ沖で発生した海底火山噴火による津波の影響ではいかだ70隻が被害に遭ったとし、「いい商品を作っているという自負はある。皆さんが笑顔になってもらえるよう生き残りをかけて未来に挑戦したい」と話していた。

営業時間は午前10時―午後3時(ラストオーダー2時半)。3月末まで無休で予約不可。問い合わせは同レストラン=電話090(7368)4887=へ。