前川楓選手「東京パラ楽しかった」 伊勢の児童にオンライン授業

【モニター越しに前川選手から経験を聞く児童ら=伊勢市の早修小学校で】

【伊勢】東京パラリンピック陸上女子走り幅跳びで5位入賞した三重県津市出身の前川楓選手(23)=新日本住設=のオンライン特別授業が18日、伊勢市の早修小と東大淀小学校で開かれた。

前川選手は中学時代、交通事故で右足の大腿(だいたい)部を切断。高校3年で世界パラ陸上に初出場した。パラリンピックは、2016年のリオ大会で片足大腿義足クラス走り幅跳び4位、東京大会は同種目5位だった。

早修小の授業には、4―6年生の52人が参加。学校と大阪府に住む前川選手をオンラインでつないだ。

前川選手は、事故に遭い、パラ陸上で活躍するまでの経験を紹介。リオでメダルに届かなかったことで「練習に行きたくなくなった。逃げたいと思った」と明かした。東京パラでは「延期もあり、苦しい思いをして頑張ってきたので、絶対メダルを取りたいと気持ちが爆発した」「すっごく悔しかったけど、すっごく楽しかった」と振り返った。選手村の写真なども披露した。

義足の犬が主人公の絵本を制作したり、義足の女性たちのファッションショーなどにも挑戦したといい「人生は一度きり。何かを好きという気持ちを大切に、いろんなことにチャレンジしてほしい」と呼び掛けた。

早修小6年の森謙心君(12)は「『人生一度きり、好きなことをいっぱいする』という言葉が印象的。つらい時や苦しい時に思い出して頑張ろうと思う」と話していた。