明高米の輸出に向けWEB商談挑戦 明野高校生産科学科の作物部門 三重

【ビデオ会議システムを使い商談に臨む作物部門の生徒ら=伊勢市の明野高校で】

【伊勢】伊勢市の三重県立明野高校生産科学科作物部門が、校内で栽培する米「明高米 結びの神」の輸出に挑戦している。

作物部門は、生徒らが実習で年間約3300キロのコメを栽培している。2018年に、農産物の安全性を認証する国際基準「グローバルGAP」を東海地区の高校で初めて取得し、安全性や環境に配慮して管理された農場で、農薬を減らし有機肥料を使うなどして県ブランド米「結びの神」を育てている。

輸出への取り組みは、県産食材の輸出に向けた県の事業「三重の食海外販路開拓支援プログラム」の一環。同校は、農業の国際化を視野に入れた学びとして事業に参加し、県や県から委託された商社の支援を受けて進めている。

13日は「ウェブ商談」として、ビデオ会議システムを使い、米国テキサス州で和食の居酒屋を経営する浅野陽さんに、英語で明高米をアピールした。生徒を代表して臨んだ三年生の鈴木ひよりさん(18)と辻原愛菜さん(18)は、事前にほかの生徒と一緒に準備した英語のPR原稿を手に、栽培方法や味の特徴などを説明し「私たちが育てた結びの神をお店で使ってください」と伝えた。また、日本語を交えた質疑応答で、日本の米の印象や人気の日本食などについて質問した。

鈴木さんは「プレゼンの準備は大変だったけど、気持ちは伝わったようで楽しかった。日本のコメは価格が高いと言っていたので、安価なコメを開発できたらといい思った」と話していた。

今後、本格的な交渉を進める予定で、今秋の収穫分の輸出を目指すという。