亀井名張市長が引退表明 今期限り「財政再建にめど」

【今期限りでの引退を表明する亀井市長=名張市南町で】

【名張】亀井利克名張市長(69)は13日、同市南町の名張産業振興センターで後援会が開いた「新春のつどい」の中で、「今を一つの区切りとさせていただくのが良い」と述べ、今期限りでの引退を表明した。

亀井市長は支持者ら約200人を前に「最大のテーマだった財政再建にめどがついた」と強調。「馬車馬のように走り回ったが、女房と終活の準備をしなければならない。体が動くうちに身を引きたい」と述べた。

その上で「選挙で強いが故に、思い切った政策を打ち出して実行できた。それは皆さんのおかげ。これからは肩書きを外して軽くなり、名もなく、貧しく、美しく生きていきたい」と語った。

亀井市長は取材に対し、後継指名について「された候補者は負けてしまう」などとして否定した。引退は「五回目の当選をしたときから決めていた」と説明。「引退後は農業をしたい」と語った。

亀井市長は市職員や県議を経て、平成14年4月の市長選で初当選。同30年4月の前回市長選では、元県議と元市議による三つどもえの戦いを制し、五回目の当選を果たしていた。

亀井市長の任期満了(4月24日)に伴う市長選は4月10日告示、同17日投開票の予定。森脇和徳市議(48)が月内にも立候補を表明する見通し。今のところ他に立候補の声は上がっていない。