真ちゅう使った立体作品 三重画廊で2年ぶり山本莞二展

【真ちゅうを使った立体作品を紹介する山本さん=津市中央の三重画廊で】

【津】桑名市内堀の現代美術作家、山本莞二さん(85)の個展が、三重県津市中央の三重画廊で開かれている。真ちゅうを使ってさまざまな光を表現した大小の立体作品19点を展示販売している。16日まで。

山本さんは松阪市に生まれ、三重大学芸学部(現・教育学部)出身で、モダンアート協会会員。同所では2年ぶりの個展となる。

いずれの作品も「光の風景」のタイトルが付いている。細長い真ちゅうを等間隔に溶接し、断面の削り方の変化で生まれる点のきらめきでダイヤモンドダストや水面のさざ波などを表現している。

床面を使った幅2メートル、奥行き1メートルの作品は干ばつでひび割れた土地から想起したという。また今回初めて板状や柱形などの石と真ちゅうとを組み合わせた作品を発表している。

山本さんは「次々に形が頭に浮かび、その形を作ろうと努力するが違ったものになる」と話し、「石との組み合わせはもっとやってみたい」と意欲を見せた。