三重県が「感染拡大阻止宣言」 県民に県外移動自粛を要請

【定例記者会見で、県境をまたぐ移動の自粛を呼び掛ける一見知事=県庁で】

三重県は12日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて「感染拡大阻止宣言」を発出し、県境をまたぐ移動は生活の維持に必要な場合を除いて避けるよう、新型コロナ対応の特措法に基づいて県民に要請した。

この日の感染症対策本部員会議で決定。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数が11日時点で8・59人となり、県が基準に定めていた「8人」に達したことを受けて宣言の発出を決めた。

宣言の期間は31日まで。県境をまたぐ移動はワクチン接種や陰性証明の有無に関わらず避けるよう要請し、県外への出張は不可欠な場合を除いてオンライン会議を活用するよう呼び掛けている。

宣言の発出を受け、県教委は12日、部活動は宿泊を伴わない県内での活動に限定し、合宿や県外遠征は中止や延期とするよう県立学校に通知した。修学旅行は重点措置の適用地域などを除いて認める。

また、県は直近1週間の人口10万人当たり新規感染者が15人、もしくは病床使用率が30%に達した場合などは県独自の「緊急警戒宣言」を発出し、飲食店への営業時短要請も含めて対応を検討する方針。

一方、一見勝之知事は12日の定例記者会見で、感染状況によっては緊急警戒宣言を経ずにまん延防止等重点措置の適用を要請する可能性も「あり得る。それも含めて検討しなければならない」と述べた。

また、感染状況について「若い人から高齢者に拡大している。検査などから感染者の8割はオミクロン株とみられる」などと説明。「第5波にも増して入院者が一気に増える可能性もある」と語った。