半導体技術者育成へセンター開設 菰野町のジャパンマテリアル

【テープカットする田中社長(中央)、一見知事(右から2人目)ら】

半導体製造工場向けガス供給装置の製造販売や半導体製造装置の保守・メンテナンスを行うジャパンマテリアル(三重県菰野町、田中久男社長)は11日、菰野町永井の本社敷地内に半導体製造装置の改良メンテナンスやエンジニア育成などを行うテクニカルサポートセンターを開設した。

半導体業界の慢性的な人材不足解消のため、同センターで半導体製造装置の保守・管理を担うエンジニアを育成し、年間200人以上を半導体製造工場に送り出すことを目指す。

テクニカルサポートセンターは技術棟と倉庫棟があり、増床面積は両棟合わせ、約5300平方メートル。投資額は約15億円。

技術棟は4階建てで、半導体製造装置の改良やメンテナンスを行うクリーンルーム関連施設のほか、半導体製造装置の操作手順を学ぶシュミレーターや座学など行う研修施設も設置。倉庫棟は平屋建てで、材料や製品の管理を行う。

11日、同センターで行われた開所式では、従業員らを前に田中社長や一見勝之三重県知事など5人がテープカットを行い、開所を祝った。

開所式で田中社長は「いつしか戻すであろう半導体立国日本のために少しでも役に立ちたいという思いで開所した」とあいさつ。

一見知事は「三重県は情報デバイスの製造品出荷額が全国1位。基盤がしっかりしたら大切なのは人材育成と新技術の開発。人材育成の拠点を作られるということは三重県にとっても大変喜ばしいこと」と話した。