久居瓦1000枚で立体作品 アルスプラザできょうから展示

【10種類の瓦による空間作品を紹介する大野さん=津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザで】

【津】津市久居地区で江戸時代から昭和にかけ盛んに生産された「久居瓦」を題材にした現代美術展「久居瓦の復刻とアートへの変換」が12日から、同市久居東鷹跡町の久居アルスプラザギャラリーで始まる。第1部は17日まで、第2部は19―23日。

公募で選ばれた神戸市出身の造形作家、大野由美子さん(39)が昨年11月末から約1カ月市内に滞在。久居の瓦産業や町中に残る瓦鍾馗にヒントを得て10種類の木型を準備し久居の土で瓦を制作、できた瓦約千枚を使って立体空間を作り上げた。瓦づくりには子どもから大人までのべ100人以上が協力した。

第1部のテーマは「町」。198平方メートルに10種類の形を互い違いに置いたり立てて並べたりし、城下町の道など「線」を意識した空間が広がる。期間中ギャラリートークやダンスとのコラボレーションがある。

展示替え後の第2部では同じ素材で「街」をテーマに視点を引いて「面」で表現する。第2部終了後瓦を焼成し別空間で第3部を展開する計画もあるという。

大野さんは「自分一人ではできなかったこと。表現の幅が増えいい経験になった」と制作を振り返り「作品が変化するところを見てほしい」と来場を呼び掛けた。問い合わせは久居アルスプラザ=電話059(253)4161=へ。