感染拡大阻止宣言、三重県きょう発出 新型コロナ感染者は24人

【臨時の記者会見で「感染拡大阻止宣言」を発出する考えを示す一見知事=三重県庁で】

三重県は11日、10歳未満から60代までの男女24人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。一見勝之知事は臨時の記者会見で、直近1週間の人口10万人当たり新規感染者が8人以上となったことを受けて県独自の「感染拡大阻止宣言」を発出し、県境をまたぐ移動の自粛を呼び掛ける考えを示した。

県によると、新たに判明した感染者は四日市市で10人、桑名市と県外で4人ずつ、川越町、鈴鹿市、亀山市、伊賀市、名張市、津市で1人ずつ。このうち7人の感染経路が分かっていない。

11日時点で直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は8.59人となり、感染拡大阻止宣言を発出する基準に当たる「8人」に達した。県は12日に感染症対策本部員会議を開いて宣言を発出する。

県は宣言で、ワクチン接種や陰性証明の有無に関わらず県境をまたぐ移動を自粛するよう、県民に呼び掛ける方針。宣言の期間は2週間程度の見込みだが、感染状況によっては延長の可能性もある。

一見知事は会見で「他県に比べると県内の感染者は少ないが、オミクロン株の感染力は非常に大きい。感染拡大阻止宣言を出す事態になっているということを県民には認識してもらいたい」と述べた。

また、県は11日、今年に入って判明していた新型コロナウイルス感染者のうち20代と40代の男女6人について、オミクロン株への感染を確認したと発表した。県内のオミクロン株感染者は10人となった。

県によると、6人のうち3人は航空機の同乗者や県外感染者との接触が確認されている。残る3人は県外への訪問歴があるが、感染者との接触は確認されておらず、今のところ感染経路が分かっていない。

一見知事はオミクロン株への感染経路が分かっていない3人について、県外訪問歴があることを踏まえて「県外で感染した可能性が高く、県内で市中感染が発生した段階にはないと考えている」と述べた。

11日現在の病床使用率は8.3%となり、前日から0.9ポイントの上昇。入院中の感染者は前日比4人増の38人、自宅療養者は19人増の71人、宿泊療養者は1人増の51人となった。