PCR検査キットの発送遅延 三重県、委託先の作業ミスで

【記者会見で検査キットの発送遅延を発表し、謝罪する県職員ら=県庁で】

三重県は10日、新型コロナウイルスの無料PCR検査を申し込んだ県民ら114人への検査キットの発送が、予定していた先月末までに間に合わなかったと発表した。委託先の作業ミスが原因。114人への謝罪と事情説明を進めている。

県によると、114人は先月28日に検査を申し込んだ。30日ごろにキットが届くはずだったが、1週間ほど遅れた。県は「28日までに申し込めば年末に発送する」とホームページに記載していた。

事業を受託する名鉄観光サービス津支店(津市)が事務作業を誤ったことが原因。担当者が28日にキットの発送を依頼するメールを発送担当の業者に送信したが、システムの不備などで届いていなかった。

支店は31日、検査を申し込んだ県民から「キットが届かない」との問い合わせを受けて事態を把握した。既に発送担当の業者は休業していたことから、114人への発送は今月5日に遅れたという。

また、支店は発送が遅れることを県に報告していなかった。県はホームページを通じて県民から苦情を受け、今月6日に気付いた。支店は「問い合わせの対応で忙しく、報告できなかった」と説明している。

医療保健部情報分析・検査プロジェクトチームの中瀬元浩課長は10日の記者会見で「速やかに検査を受けられると期待して申し込んだ方々に申し訳なく思う。委託先には再発防止を徹底させる」と述べた。