三重で26人感染、拡大防止徹底呼び掛け 新型コロナ、県「アラート」発動

【記者会見で、感染拡大防止アラートの発動を発表する一見知事=県庁で】

三重県は8日、10代―60代までの男女26人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。「新規感染者が2日連続で17人以上」の基準に達したため、同日付で「感染拡大防止アラート」を発動。一見勝之知事は臨時の記者会見で「これまでにない速度で感染が広がっている」と述べ、感染防止対策の徹底を呼び掛けた。

県によると、新規感染者は四日市市で8人、桑名市で5人、津市で3人、鈴鹿市、名張市、伊勢市で2人ずつ、菰野町、木曽岬町、松阪市、県外で1人ずつ。18人の感染経路が分かっていない。

このうち伊勢市の20代女性医療従事者は同居家族の濃厚接触者として検査を受けたところ陽性と判明。女性が勤務していた県内の医療機関では、入院患者と職員の計10人が接触者として検査を受ける。

1日当たりの新規感染者が2日連続で20人以上となるのは107日ぶり。8日現在の病床使用率は5・7%となり、前日から1・3ポイントの上昇。宿泊療養者は24人、自宅療養者は17人となっている。

また、県は8日時点で3・45人となっている直近1週間の人口10万人当たり感染者が8人以上となった場合、独自に「感染拡大阻止宣言」を発出して県境をまたぐ移動の自粛などを県民に要請する方針。

一見知事は会見で、感染状況について「若い人の感染や新規感染事例が多く、強い危機感を持っている。いずれも症状は軽いが、基礎疾患がある高齢者が感染すれば重篤になる可能性がある」と指摘した。

その上で、まん延防止等重点措置が9日から適用される広島、山口、沖縄各県への移動はワクチン接種の有無にかかわらず避けるよう要請。会食は可能な限り4人以下とし、マスク会食や黙食も呼び掛けた。

また、この日は「県民に事態が変わったということを認識をしてもらため」として、防災服に着替えて会見に臨んだ。一部の保健所が逼迫(ひっぱく)しつつあるとし、近く応援の職員を派遣することも明らかにした。